何でもいいから20時間練習してみましょう。
何を学習したいですか? 言語ですか? 料理でしょうか? 絵を描くことでしょうか?
何に興味がありますか?
あなたを夢中にさせる事はなんですか?
まずそれをやってみましょう。
実はそれはたったの20時間しかかかりません。
それを考えたら新しいことへのハードルが低くなる、嬉しい科学的事実です。
この事実を知っておくと新しいことへの挑戦が少し楽になるかもしれません。
「1万時間の法則」
これは、プロレベルの成績の調査に由来するものです。フロリダ州立大学のK.アンダース・エリクソン博士
という方がいます。彼が1万時間の法則の考案者です。この法則は、プロのスポーツ選手、世界的な音楽家
チェスの名人など、超競争の激しい分野の、超成績の良い人ばかりを調査して導かれたものです。
実際にエリクソン博士が言っていたこと
超競争的な分野の、それも非常に限定されたテーマにおいて、トップになるためには1万時間かかる
練習がより計画的であればあるほど、何の分野であれ得意分野の練習に時間をかければかけるほど
ますます上達するということ
学習初期の段階では上達が非常に速い。それがある時点で「プラトー(高原状態)」に至って
その後だんだん上達するのが困難になり、時間がかかるようになります。
20時間、集中して計画的に練習すれば、びっくり仰天するでしょう。自分がどれだけ
上達したかに驚くはずです。20時間なら実行可能です。1日約45分間を、約1ヶ月間続ければ良いのです。
上達するための細分化のポイント
1、1つ目は、スキルを分解することです。何が出来るようになりたいかを正確に見極めて、そのスキルを
検討し、小さい部分に分解するのです。私たちが一つのスキルと考えているものは、実際は大きなスキル
のかたまりで、それには実に様々な要素が含まれます。スキルをバラバラに分解すればするほど
実際に自分のしたいことを実現するのに役立つのはスキルのどの部分なのか、を見極められるようになるのです
2、それをまず練習するのです。もっとも大事なことから練習すれば
必要最小限度の時間で成績を伸ばすことができるようになるでしょう。
3、自己修正が出来るくらいまで学習しましょう。学習しようとする分野について、
3つから5つのリソースを手に入れましょう。本でもDVDでも何でもかまいません。
だだし、これらのリソースを練習を先送りする言い訳にしてはいけません。
4、練習しながら自己修正、もしくは自己訂正出来るようになるくらいまで学習することです。
そうすれば、間違いをした時に自分で気がついて、ちょっと違うふうにやってみることが出来るようになります